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リモートワークチームが越境したら、ただの同席ワークだった(だが、それがイイ)

写真市谷 聡啓

きたえる

  • #リモートワーク
  • #合宿

2019.01.28

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逆リモートワーク、一周回って同席ワーク

 1月24日、25日と開発合宿を開きました。場所は静岡県のいちぼし堂をお借りして。いちぼし堂さんは、保育所かつコワーキングスペースとなる場の開設を予定しており、今回はオープン前に利用させて頂いた形です。

 今回試みたのは、一つのプロダクトの開発合宿ではなくて、複数プロジェクトで合同する合宿。普段はお互いリモートワークで開発しているチームが、日をあわせて同じ場所で仕事をする。やるなら一チームではなくて、複数プロジェクト複数チームで合同してやろうではないかと集結しました。逆リモートワークというか、一周回って、ただの同席ワークです。ですが、これがなかなか良い試みになりました。

やったこと

 まず、集結したのは4プロジェクト4チーム。参加は各プロジェクトからの有志で、人数にして12名。チーム内ですらリアルでコミュニケーションするのが限られています。ましてやプロジェクトを越境したコミュニケーションというのはなかなかありません。まずは定番の朝会にはじまり、お互いが普段何をしていて、今日は何をするのか表明します。

 こうした同期会を、3時間おきくらいに実施しました。朝会、昼会、夕会という具合ですね。というのもそれぞれ、プロジェクトワークを抱えていて、基本的には手元の仕事として絡むことがありません。意識的に、状況を確認する場を多めに持った形です。

 ただ、状況共有して終わりではありません。例えば「vue.jsのstore設計について議論したい」という声が朝会で具体的に挙がり、ではプロジェクト横断して、お互いの知見を共有する時間を設けようということに。プロジェクトが横断的に集まる貴重な機会を活かしました。このあたりは、カイゼン・ジャーニーで言う 「ハンガーフライト」 のイメージですね。

 各プロジェクト的には、普段の優先度では上がりにくいタスクをこなす機会でもありました。例えば、せっかくメンバーが同席しているのだから、 ペアを組んでプロダクトをユーザーのつもりになって使ってみる。一人でもくもくとではなく、ペアでやることで、それぞれの意見や解釈を述べあいながら進められる。そうすることで、一人では見逃してしまう問題にも気づく可能性が高まります。

 1日めっこり仕事をしたら、夜はプロジェクト横断の飲み会。チームを越えた交流があると、この12名から次に全く別のチームを組もうとしても、お互いの間合いが既に分かっているところから始められます。チームビルドも容易になりそうです。コミュニケーションコストを下げる、という組織が本来持つメリットですよね。組織的な、強い紐帯を前提としない、ギルド的な集まり(お互いが自立している)では、重要な取り組みと言えます。

わかったこと

 改めて非日常的な場所で仕事をするというのは、良い気分転換になります。しかも、私達にとっては同席することのほうが非日常的ですから、ちょっと声をかければ、メンバーがいて、話ができるというのは、とても新鮮です。

 一方、プロジェクト仕事の邪魔にならない程度に、横断的な交流をしようと決めていたものの、別プロジェクトである以上意識的な働きかけがないと絡みにくいものです。もう少し、横断的な交流ができて、なおかつそれがプロジェクト仕事に繋がるような企画を設けても良かったなと感じました。

つぎにやること

 具体的には、例えば、チームを越えたモブプログラミング。作り方のところで様々な意見を出し合いながら進められると、普段には無い学びがありそうですね。

 それから、チームを越えたプロダクトレビュー。普段関わっていないだけに客観的な意見、フィードバックを享受できそうです。いつものチームなら当たり前すぎて見逃していることも、他のチームからは指摘を挙げられるかもしれません。

 同席して仕事をする。あんなに当たり前だったことが、だんだん貴重な機会になってきている。とんでもない時代をむかえている気がしてなりません。もちろん良い面も課題もあります。リモートワークでのチーム開発もかなり知見が溜まってきてはいるものの、ときには同じ空間で、ひとけを感じながら開発する楽しさは、忘れられそうもありません。一周回って、新しい越境の形と言えそうです。

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