価値探索とUXデザイン・その1:重なる理解と重なる世界

2017.12.01

  • オリジナル記事

Edit by
佐々木 将之

この記事は、 ギルドワークス アドベントカレンダーの一日目の記事です。

はじめに

UXデザインという言葉が、製作者・開発者の中で広がっています。
ギルドワークスは、「価値探索」という事業の中で、UXデザイン的な要素を取り入れています。

価値探索の中で特に実践している内容は、インタビューまたはユーザビリティテストと、カスタマージャーニーマップまたはサービスブループリントです。
これらの具体的な実施内容は、私の次回の記事で紹介していこうと思います。
今回は、UXデザインの活動する中で、大事だと思っている考え方を2つ書きたいと思います。

二次的理解(理解の仕方を理解する)

二次的理解」とは、クリッペンドルフの「意味論的転回」で説明されている言葉です。
私達が開発・デザインするサービスは、利用者がいます。自分達だけが利用者ではない限り、自分ではない他者が利用します。
この「他者の理解の仕方」を理解することがUXデザインには求められます。

https://www.slideshare.net/masaya0730/ux-63230297/11


UXデザインの「手法」が広まっており、カスタマージャーニーマップなどが一般的になってきていますが、それでも「私はこうだ」という主張する方がいます。ですが、UXデザインとは「他者の理解」を理解することが根っこにあります。

二重コンテキストモデル(webの世界と実生活の世界)

「二重コンテキストモデル」であることがあります。コンテキストとは文脈のことです。
これは、ウェブサービスにおいては、ネット利用における文脈と、実生活における文脈がある、ということを意味しています。
https://www.slideshare.net/masaya0730/ando-101122/11

ユーザビリティテストやインタビューなどで、わかりやすくネット上の行動だけを追ってしまうことがあります。それももちろん大事なのですが、むしろそのネット上の行動を何故するのか、その背景にある利用者の文脈を捉えることが、よりよいサービスを産むと考えています。

まとめ

  • UXデザインには「二次的理解」と「二重コンテキストモデル」という2つの大事な考え方がある。
  • 「二次的理解」は他者の理解の仕方を理解する、という考え方である。
  • 「二重コンテキストモデル」はウェブサービスにおいて、ネット利用における文脈と、実生活における文脈が存在するとする考え方である。


明日も ギルドワークス アドベントカレンダー をよろしくお願いします。

(記事中の写真は千葉工大の安藤昌也教授のスライドから引用しました)
(Photo on Visual hunt