状況
会議などで議論や対話をしているが、認識が違っている。
認識を合わせようとしても、どこか話が噛み合わない。
困り事
認識が揃わないので会議の目的が達成できない。
こうしてみる
どういう階層で認識の相違が起きているかをまず明らかにする。
例として、認識の相違は以下のように3つの階層で起きると考える。
1:ゴールの「目的」認識相違
「キャンプに行く」話をしている場合。
Aさんは「ゆっくり過ごす」、Bさんは「野外スキルを上げたい」といったようにゴールが違っている。
「なんのために行くんだっけ?」「終わった時、どうなっていたらいいんだっけ?」という観点で話をする。
2:ゴールへ向かう方法の「選択肢」の認識相違
「リフレッシュのために郊外の山に行く」話をしている場合。
Aさんは「バスか車のどちらか」と思っている。最近遊歩道ができたことを知っていてBさんは「バスか車以外にも徒歩、自転車で行ける」と思っている。
「なんでそう思ったのか?」という観点で話をして前提知識の差を明らかにする。
3:ゴールへ向かう「手段の選択基準」の認識相違
Aさんは「一番疲れないのはバス」だと思っている。Bさんは「一番疲れないのは自転車(バスは揺れるのでしんどい)」と思っている。
その人の経験によって選択基準になっているのがあるので、その経験を聞いたり、今の状況の違いなどを明らかにする。
また、Cさんは「バスが一番安いし、疲れもしない」と思っている。Dさんは「自転車が融通も効くし、気持ちがいい」と思っている。
ゴールに向かう中での何を大事にするかの違いなので、お互いの大事にしていることを明らかにして、合意形成をしていく。
Tim Gouw
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