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ビジネスモデルキャンバスをソフトウェアにするための開発

写真市谷 聡啓

みちびく

2016.10.26

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堤さん、飯野さんから「ビジネスモデルキャンバスを中心においたグループウェアをつくる」と聞いたとき、そのチャレンジに高揚感を覚えました。

いよいよそれを作るのか!と士気が高まる一方、どんなカタチにすれば良いのか必ず頭を悩ますだろう!とさっそくの課題感を感じつつ、しかしすぐに、それをお二人と作るのは私たちしか居ないだろうという、使命感に変わりました。

※注意:この記事は2015年9月15日にGuildWorks Blogで公開したエントリをリライトしたものです。

お二人との出会いとは、私が顧客開発の勉強会を開くために堤さんに押しかけたことから始まります。勉強会を重ねながら、やがて、合宿形式で顧客開発を実践する機会を設けようという企みに繋がり、鎌倉で実際に顧客開発合宿を行いました。

このあたりから、顧客開発とアジャイル開発の具体的な繋がりを想定し、いかに仮説検証ベースのプロダクト開発を全体として回していくのか、というテーマに踏み込んでいくようになりました。この方向から、私たちは価値探索という考え方を捻り出し、アジャイル開発との繋がりをデザインするに至りました。

この数年において、確認した思いが一つあります。それは、顧客開発を日本で広げたいという思いです。ニーズのメカニズムが検証されていない段階で作ってしまったプロダクトを、誰にどうやって売っていくのかに悩み、先の見えない営業訪問を繰り返す方々を目の当たりにし、プロダクト開発と仮説検証を両輪で進めていく、まさに顧客開発の考え方を多くの人に知ってもらいたいという思いに、駆り立てられたのです。

この思いは、お二人とも共通していると感じます。だからこそ、このグループウェアの構想をお聞きした時に、使命感が湧き起こったのです。

さて、エモーションは開発を後押しする、強力な味方です。しかし、ただ感情に流されていれば良いわけではありません。普段から親しくしているからと言って、作るものも暗黙的に共通理解できて、良いプロダクトが作られるということが約束されるわけでは決してないのです。

むしろ、研ぎ澄まされた野心的なソフトウェアを作るためには、時に厳しく激しく議論する必要が出てきたりします。私たちは、予算と利用したい日付に向けて、ワクワクするようなプロダクトを届けるミッションがあります。そのためには、お二人にも開発に協力してもらわなければならない。見て使ってもらってフィードバックをもらわなければならない。そこに安易な妥協などありません。

最初に立ちはだかった困難は、概念の整理でした。利用者、講師、メンター、所属、キャンバス、チーム、インタビュー、仮説...といった概念を洗い、概念同士の関係を整理しなければならない。キャンバスという今までにない概念をどう関係付けていくのか。

正直なところ、最初に見立てたモデルは早々にスクラップにしました。ユースケースをぶつけてみるとどうも話が成り立たない。すぐに見切りをつけ、開発メンバーと一緒にホワイトボードを前にして概念を再整理する。今まで扱ったことが無い概念だけに、早期にカタチ(モデル)にして、テストをする。そして分かったことから、またカタチを仕立て直す。モデルは未知の領域に踏み込むための橋頭堡といえます。

ビジネスモデルキャンバスウェアは既に利用していただいています。実際の利用フィードバックに基づいて、開発も続けています。顧客開発を日本に広げるという進捗とともに、このソフトウェアもまた進化し続けます。そう、つくるから広げるという使命感へ。私たちの歩みはこれからも続きます。

ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ様:起業家メンタリング支援ツールを短期で完成させた、ビジョンを共有するアジャイル開発

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