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Bespokeの「FUTURES DESIGN」ワークショップに参加して、未来洞察について学んできた話

写真佐々木 将之

みちびく

  • #DRR

2018.12.02

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本記事は ギルドワークスAdvent Calendar 2日目の記事です。

はじめに

先日11月29-30日に某所で、デンマークのデザイン戦略ファーム「Bespoke」が広めている「FUTURES DESIGN」をワークショップ形式で学んできました。

募集サイトのこのような文言に惹かれて、申込みました。

ここ数年で、技術は急激に進歩すると共に政治、環境、経済そして社会変化へと波及していくことで、これまで以上にスピーディに我々の世界を変えてきました。
「未来(Future)」は、我々の目の前に広がっており、変革をもたらすような全く新しい技術やモノが溢れた環境に企業は存在しているのです。 しかし、未来を予測することは不可能であり、永遠と続く「不確か」な変化の中で、企業は経営戦略を考え、事業施策を実施していかなくてはなりません。
このような環境において、企業は未来をデザインし、どのような価値を社会に提供していかなくてはいけないのかを考える必要があります。 「Futures Design」はこのような不確かな世界において、企業の優位性となる、価値ある未来を創造し、顕在化できていないイノベーションの源泉を発見するための道筋を創造する機会となるでしょう。
デンマークのデザインコンサルティング会社であるBespokeが、未来洞察を取り入れたデザイン思考の手法「FUTURES DESIGN」をベースに、社会と企業の現状把握から探求、変化のシグナルとなるインサイトを発見する方法、企業のポテンシャルを広げる手法を2日間のワークショップを通して習得できる講座となっております。
不確かな世界においても歩むべき道を示し、目指す未来の戦略を創造し、それに向けたアクションを発見することができるでしょう。

募集サイト

実施した手法の全体像

実施主体のプレイズファーストのパチさんが、Bespokeが発行する「Book of Futures」を和訳し、ブログに公開しています。 詳細を知りたい方は、こちらを参照ください。

  • 1.序文[Foreword]
  • 2.未来は現在[The future is now]
  • 3.フューチャーデザインフレームワーク[Future design framework]
  • 4.時間は幻影[time is an illusion]
  • 5.位置決める[Situate, Define the subject, Situate the playground]
  • 6.探索範囲を決める[Search, Scope the search]
  • 7.シグナルをスキャンする[Scan for signals]
  • 8.感知する[Sense]
  • 9.インサイト[Integrate signals]
  • 10.踏み出す[Scale]
  • 11.未来を描く[Imagine futures]
  • 12.未来を顕在化する[Actualize the future]
  • 13.反復する[Iterate]

ざっくりまとめ

・FUTURES DESIGNは、不確実性の高い「未来」を、Situate、Search、Sense、Scale という4フェーズを組織・チームで経ることで、未来の戦略を建てるための手法です。発散-収束を2度以上繰り返す「ダブルダイヤモンド」型のプロセスをとっています。
・「Situate(位置決め)」は、初期テーマ設定で、ギルドワークスでよく使うインセプションデッキや、あるいは仮説キャンバスの「目的」「ビジョン」を書くことに近いかなと感じました。
・ 「Search(探索)」は「知っていると知っていること(Knows Known)」を増やす活動です。望ましい未来の兆候が出ている「シグナル(兆し?)」を探しにいく発散フェーズです。
- 「Sense(意味付け?)」は、シグナルからわかったことを整理して言語化する、リサーチ結果の分析をする収束フェーズです。質的分析に近い考え方でした。
・ 「Scale(拡大?)」は、一旦収束させた分析結果から、好ましい未来を想像して再度発想を広げるフェーズです。

感想

日本で広まっている手法・考え方は、アメリカ由来のものが多いですが、未来洞察・未来思考は、ヨーロッパ(特に北欧)が源流で、異なる前提から貴重な情報が得られるだろうと考えて参加しました。
パチさんのブログにも書いてありますが、途中で「対話より会話」(Dialog ではなく Conversation)と言っていたのはびっくりしました。通常は対話を良しとしていたので、学びがありました。
調査にあたっては、これまで「意味のある調査をしなければならない」という先入観があったことに気付かされました。意味があるかどうかは、調査してみないと分からないのに、です。このワークショップでは、スピードストーミング的な方法で、雑多にキーワードを出していました。それを「コア/隣接/周辺」という3つの距離感で出していましたが、最終的に深い洞察につながったキーワードは、「周辺」として出ていたものでした。

まとめ

ギルドワークスに相談いただく事業は様々ですが、不確実性が高い領域を扱うことが多いです。その中で、こういった未来洞察のエッセンスを取り入れながら実施してくことも出てくるかなと思います。
未来に対して、ワクワクしながら企てを進めていきたいですね!

Photo credit: 666isMONEY ☮ ♥ & ☠ on Foter.com / CC BY-SA

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